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メーターモジュールと尺モジュール

2017年12月01日

こんにちは!富商不動産です。

家を建築する際や中古物件を見る際に、メーターモジュール・尺モジュールという言葉を耳にしたことはないでしょうか?これは何を表しているのでしょうか?

まず、「モジュール」とは建物を設計する上での“基本寸法”のことを言います。簡単に言えば柱と柱の間の間隔の寸法です。メーターモジュールではこの間隔(基本寸法)が1000㎜のものを指し、尺モジュールでは910㎜であることを意味します。

日本の住宅建築はこれまで尺モジュールを中心に家を建ててきました。流通している建材も尺を単位としているものが多かったのですが、最近は大手ハウスメーカーの多くがメーターモジュールを採用するようになり、(石川の会社でも、例えばニューハウス工業さんなどもメーターモジュールが基本となっています)中古住宅もメーターモジュールのものが増えてきました。

ではメーターモジュールと尺モジュールにはそれぞれどんな特徴があるのでしょうか?

〇メーターモジュール

柱と柱の基本間隔が1000㎜なので廊下やトイレ、階段といった狭いスペースにゆとりが生まれます。また畳1畳分が尺モジュールの場合910㎜×1820㎜に対し、メーターモジュールでは1000㎜×2000㎜になるので尺モジュールで6帖の広さは、メーターモジュールでは20%増の7.2帖の広さになります。このようにモジュールが尺より大きいので家にゆとりが出るのがその良さですが、反面尺モジュールと同じ間取りの場合、建築面積が1.2倍も大きくなるので、その分広い敷地が必要ですし、また建築費も高くなります。また逆に尺モジュールと同じ面積で間取りを考えると廊下や階段が広い分、居室の面積が小さくなり、場合によっては部屋数を少なくせざる負えない場合もあります。

〇尺モジュール

柱と柱の間隔が910㎜のため、メーターモジュールの家と比較すると基本寸法が9㎝も狭くなるため廊下や階段・トイレは狭さを感じます。しかしメーターモジュールと同じ間取りにした場合、20%分コンパクトになるので、その分建築費が抑えられ、また限られた面積の中で間取りを考えた場合、メーターモジュールよりも居住部分を大きくとる事が出来ます。

以上が大まかな特徴ですが、メーターモジュール・尺モジュールはどちらが良くてどちらが悪いというものではありません。それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、どちらが自分に合っているか考えて不動産をお求めになるとよいでしょう。

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